松枝尚嗣/堀井覚司公式サイト『松枝屋東京店』

日: 2014年8月15日

おぼん

こぼん(古)。

“日常”を舞台に作劇するってのは、同じフィクションでも大仰なエンターテイメントとは勝手が違いますね。
「桐島」でも触れたように、日常モノは(キャラも舞台もエピソードも)どうしても“あるある”を感情移入のフックにせにゃならんわけですよ。なので、その“あるある”が“ない”人間(自分のような/苦笑)にとっては物語への没入ポイントがなく、結果として“他人事”としか映らなくなってしまう、と。
いっぽうのエンタメだったら、“親が目の前で殺された”とかおよそ経験しづらい極端な例でも、いやむしろ極端だからこそ十分“共有”させられますからね。個人的には、例えば“親兄弟の仇を討つために復讐しよう”なんて普通ならないと思いますけどね(子供ならともかく)。それでもキャラの動機としては“極端ゆえに”納得させてしまう力があるわけです。
因みに、ミステリーものの犯人の動機も、かなりの確率で“復讐”だったりしますね。でも世の殺人事件の動機に“復讐”なんて聞いたことないですからね。つまりはそういうことです。
僕はミステリーは動機に重きを置いた“ホワイダニット”が一番好きなんですが…、どうも世間の関心はそこにはないようで(ホワイダニットは社会派になりがちだというのもあるんでしょうが)。

…と、ひとくさり言い訳をしつつ。

iPadのバッテリー交換をしましたよ。
もっとも“バッテリー交換”という名の“本体交換”がAppleのデフォなので、愛機は別人になって帰ってきたわけですが。
3年前の機体に1万強かけるくらいなら最新機を購入すべき?うーむ。
とはいえ現状まったく不自由感じないですからねぇ…。

ま、使い倒してやりますよ。

午前8時06分

1〜2巻発売中

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