10年以上当店をやってきて、いろいろ変遷はあったものの、どうにも未だに“漫画家のやるHP(ブログ)”てのの正解が見えないままですよ。
最初の頃こそ“裏話データベース”的な方向で作ってはいたのですが、そんなものはさっさとネタも尽きますし、なにより、早々に“結局あけすけになんか書けるわけがない”という限界にぶち当たって、かえって窮屈さが募るばかり。コンテンツも個人でやるには巨大になりすぎて、まあその。“やってられなくなっ”たといいますか。
そうして、方針転換、現在の(より管理のしやすい)“ブログ形式”に移行することになったたわけですね。
だからと言って悩みは解消しません。
そもそも、ある作品、あるエピソードを『失敗した!』『乗れなかった!』なんて言ってしまってはそれを読んでくれた(たとえそれがわずかであったとしても)読者さんに対して申し訳ないですしね。その手の話は書けません。あからさまな愚痴もダメ。
また、そうやって気を使っているつもりでも、まれに『これはちょっと…』なんて出版社側からも削除依頼が来たりします。そうなるとたとえサービスでも書けない。
※…ちなみに今だからぶっちゃけますが、××××××××××…となった時には、読者さんへの気遣いのつもりで『××××××××××…』と書いたら、これまた編集部からチェック!でした。まあ先方の立場は理解しますが、こっちにだって立場はありますのよ。どうせ××××××××××…ましたしねぇ。
それならと日々の細々したこと、例えば風邪引いたとか腹壊したとか書こうにも、これまた田舎の親が読んで心配していたりして、それも地味に面倒で書けません(苦笑)。
となるとこりゃ何書きゃあいいんですかいな、と冒頭に戻ります(苦笑)。
これでは“プレスリリースに色付けた”ていどのものしか提供できていない気がしてしまうのです。それでいいんですかね?と。
元来、漫画家たる者とりあえず作品がメインであって、それ以外の情報発信はおまけみたいなもの。
…とかっこよく逃げを打とうにも、こちとらそこまで仕事してませんからね(おい/笑)。
しかも今度は昨今の“セルフプロデュース”流行りですよ。
本来出版社が受け持っていたはずの領域を作家側が背負わされている“かのような雰囲気”もあって。いよいよぐったりしてきてしまうのです。
そんなもろもろ、こういうの気にしている作家さんいるんですかね??
今もって謎で不可解なのです。
どうしたもんだか。
まあもう“ここまで来たら”好きにすればいいじゃんって?そりゃわかってますがね。
…でも…うーん。
…そりゃ集中できませんわね。
うーん。
午前2時42分
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