松枝尚嗣/堀井覚司公式サイト『松枝屋東京店』

リニューアル的な

なぜ今リニューアル?ええい。
それでもやっと落ち着きましたよ。やっと黒から逃れられた、というのが意外に大きくて。スッキリ。
スライド画像は暫定。
カラムの右左は入れ替えるかも。

「板さん」をどうすべきかはとりあえず放置中。
(需要もさしてないのに)jQuery使って考えていることもありますが…やはり暫定。


さて。どうせなので前回の予告に従ってつらつらと。

漫画業界がいろいろと行き詰まっているのは、今さらながらの周知の事実です。
ここ数年(実は10年以上前からだったりしますが)、漫画家さんや編集さん、誰と話をしても、みな一様に辛い辛いと嘆いています。
業界の浮沈と連動することなく動いてきた自分(苦笑)ですらも、実は当然のごとくその影響を受けているわけでして、なかなか…どころか結構辛いものがあります。そこに加えて年齢的なものもあったりしますからね、大昔からわかっていても以下同文です。

そんなさなか、ここ2〜3年ほど特にですが、電子書籍でみんながざわついています。
毎年恒例の“電子書籍元年(笑)”が。それがスマホやタブレットの普及で勢いづいたわけです。

電子書籍元年(仮)”って状態です。

でも、前もここで書きましたが、電子書籍は業界を救わないと自分は思っています。
先月Kindleで本なんぞも出したりしているわけですが、これはべつに『これからはセルフ・パブリッシングで食っていくぜ!』なんて夢見ていたわけじゃありません。何もしないよりはまし、ただの暇つぶしみたいなもんです(つぶす暇があるかは別にして/苦笑)。
いや、そもそも電書に関わるほとんどの人が、こうした及び腰での参入しかしていないことだろうとさえ思います。
出版社すらも、既成事実の積み重ねにずるずると引きずられているにすぎません。みな戦略なんて何もないのです。

だからこの件でいちばん怖いのは、この半信半疑のざわつきが治まったとき、つまり『電書は業界を救わない。セルフ・パブリッシングなんて大量のゴミをまき散らしているだけ。』とみんなが冷静になったとき、答えが出たときでしょうね。

来る日も来る日も既存のシステムを否定しながら、代わりに何も有益な物を造り上げていないのが今の状態です。
これでは数年後、何が残っているのやら。
先行者である音楽業界の惨状を見るに、考えるだに恐ろしいですよ。

…まあ要するに『出版社マジ頑張れ』ってことです。
“出版社と漫画家との確執”は昔も今もネタに事欠かないですが、それでも結局、漫画家は出版社に頼る以外にないのですから。

でもその自覚がないんですよね、漫画家にだけでなく、何より出版社に。

そのへん、次回詳しく触れようかな、どうしようかな。

午後9時04分

1〜2巻発売中

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