松枝尚嗣/堀井覚司公式サイト『松枝屋東京店』

日: 2015年10月23日

まとまらないですけど

ちょいと更新。

現在、故あって、…というより、正確には大した故もなく(!)原稿の作画をしています。

それも、従来やってきた『紙にペン入れしてスキャン後デジタル仕上げ』ではなく、本当にゼロから。
初めての“フルデジタル作画”です。

ツールは、定番のComicStudioを飛び越して、CLIP STUDIO PAINT(以下CSP)を使っています。
どちらも何年も前に購入したきり使うことも習熟することもなくいわば死蔵していたんです(一応、昨年の「時間島」のPOPの色を着けるのにCSPを使ってはいます)。
まあ、さすがにRosettaに見切りをつけて久しいのもあって、慣れ親しんだPhotoshopからもそろそろ離れにゃならんだろうと(Photoshopにも軽く見切りつけてたりもしますが。だってCS2ですもの)。
それくらいCSPの機能の充実ぶりに満足(あくまで自分の用途の範囲内で、ですよ)したのもあります。
ごくごくたまーに入るカットの仕事とかも、もうCSP…で行く予定、いえ、もうすでに行ってたり。

って、今ごろ、今さら、なんですけどね。

でその、作画です。
CSP。前述のように、たしかに機能は充実しているんですが、それを一貫してまとめる哲学(ってのもオーバーなんで“方針”でもいいですが)がどうも曖昧なのが…というより自分にはとにかく理解しづらく、『それができるのはわかるんだけどなんでここからこうする?』と気になって何度もストップ。全体像が見えるまでやけに時間がかかってしまいましたよ。
また、液晶タブレットなんて導入する気しない、ガラス面に描くのってキモチワルイ、ってな屁理屈をこねつつ、ペンタブレットを使うことにしたのはいいにしても、そもそも、スタイラスがどうにも気に入った描き味にならずこれも難儀。各種ペン先素材をいくつも試しまくったあげく、“ハードフェルト芯”でギリ妥協することにしました。
Gペンの設定調整にも手間取りましたね…。

そうしてなんとか描き始めてみれば。
作品のカラーもあるので、とんでもなく線の補正をかましつつなんとか味を消そうと画策したりもしてみたものの、結局長年の癖までは抜けず。
また、描き込まず楽できる(おい)画風を…と目論んでみても、結局長年の…以下同文。
でき上がってみればなんかいつもの原稿、…ってのが目論見どおりなのか失敗なのか(苦笑)。

…さて。
そんなこんなで。

こいつを3話分まとめて(かどうかはわかりません)、近日Kindleにて出そうと計画しています。
その予告を打っておくことにした、というのが今回の更新内容です。

その…、上手く言えないんですが。
以前ならば『金も貰わずに漫画なんて描けるか!』なんて言ってたはずの自分がどうしたことか、とその心境の変化を説明したいものの………

やっぱり無理。

で、タイトルに戻っちゃうわけです。
うーん、説明するには、この場は少々まどろっこしいんですよね。

まあいろいろまとめにかかってる、って理解でもいいのかな、べつにいいんですけど。
とにかくこのクソみたいなゲームから早く抜けたい、のですよ。

まぁ、それはそれで誤解を生むなぁ…。

午前3時47分

1〜2巻発売中

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