松枝尚嗣/堀井覚司公式サイト『松枝屋』

日: 2016年6月19日

もうさっぱり

捗らなくなってしまいましたよ。停滞。嗚呼。
余力のない時に発生するトラブルってほんとキツい。

気がかりはここ最近の記事にある問題だけってわけでもありませんしね、集中するためのスイッチがもう完全にバカになっちゃってます。現在気がかりだらけ。
いや集中しなきゃいけないんですけどね、でもその焦りがかえって集中力を削ぐんですよね、ああもう。

その余波で、先日の集まり的な催しにも参加できませんでしたね。
すいませんね、参加するって言っといて。帰ってきたらとっくに始まってる時間だったんですよ(苦笑)。歩数計見たら1万歩軽く超えてるし…。
って、まあ先方にはなんら支障ないのは分かってますけど。

そんなわけで、と、書かなきゃいけない契約的な書類なんかが今複数あるから目を通して署名したら気分転換にでもならないかなーなんて無駄な期待をしてみてけっきょくなるわけもなく無駄にガッカリしてみたり。

うー何やってんだか。

……で、そんななかでのそういえば。
出版業界、漫画業界が舞台の某漫画原作がドラマ化されて、比較的一部でとはいえ話題になっていましたね。
ちら見したかぎり、作品としては丁寧で誠実な出来だとお見受けしましたよ。作中語られる個々の情報も、まあある意味内部情報なんだしとうぜん、単純化されているとはいえ迫真性があって、なんというか、いろいろ身につまされました(苦笑)。

ただ、です。
あの世界観に流れる“常識”のありかに、個人的にはどうしても違和感を感じてしまいました。
いえもちろん、じっさい今でも業界内ではあれが“常識”なんですよ、間違ってるわけじゃありません。
それでも、ドラマという形でわざわざ大仰に語られると、どうしても今の自分にはひっかかってしょうがないんです。

自分は、そもそも“漫画業界”なんて存在しないと考えています。

“漫画業界”とはそのまま“出版業界”のことです。
漫画を描くうえでの細かい取り決め…例えば原稿のサイズやら1作の枚数やら…しかり、雑誌やコミックスのページ数、版、価格設定等々の売り方しかり、すべては出版社が決定し作り上げてきたものです。
悪名高き?原稿料だってご同様、あれはべつに“漫画家が1枚書くのに必要なコスト”を考慮してなんかいません。単に、“雑誌の予算から逆算した1ページぶん”にすぎないんです。

いわばこの業界は、出版社がルールを決め、出版社が回す、出版社のゲームであり、漫画家はそのプレイヤー。
漫画家という仕事じたい出版社がその参加条件を設定しているんですから、漫画家の意向がゲームにいっさい反映されなくてもしかたがないんですよ。

そして、だから漫画家は出版社から離れられないんです。
当然です、こんなゲームを開催しているのは出版社だけですからね。

べつに、“漫画家と編集者が二人三脚”とかはどうでもいいんです。“漫画愛”とか個人レベルでやってくれりゃいいんです。“漫画家に寄り添う”的なことわざわざ口にしないでほしいんです。
だってこっちからしたら、『これあなたたちのゲームじゃない』って。
最初から最後まで対等とかありえないんですって。

………とまあ、こんな書き方しちゃうと、やれ奴隷だ恨みだと邪推されそうですが(苦笑)。
なんかこう…そんな20代のころのような思いは今ではほんとどうでもいいんです。そうではなく、なんでいつまでもこの業界は、その世界観の中で回そうとするのかなぁと。

そういうファンタジーって今も本当に必要なのかなぁと。

だって、漫画業界ってここ数年で完全にゲームのルールが変わってるんですよね(ちなみに、これまた漫画家の与り知らないところで、ですが)。
それならそれで…、って思うんですけどね。

…なーんてけっこう本気で思っているわけですが。
にも関わらず、現在まるで動く力も余裕もない自分へのいら立ちがまた…。

で書き出しに戻る、と。

嗚呼。

午後4時23分

1〜2巻発売中

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