ゴジコン

観てきましたよ、「ゴジラvsコング」。

客の少なそうな時間ということでいつもはレイトショーを狙って行っていたのですが、このご時世レイトどころじゃないんで、早朝に。
…お客いないかったんで拍子抜けでしたけど。

楽しかったです、マジで。
“モンスターバース”のゴジラ三部作の中では一番満足したかもしれません。

まあ内容は一番バカみたいだったし、ストーリーもほぼほぼ予想の範囲内でした。制作中から漏れ伝わっていた方針転換の爪痕も見える破綻っぷりもなかなかでした。
あと、メカゴジラはまさかの格闘仕様だし、手首グルグルくらいしか元ネタ残ってないし、メカゴジラがすべての原因なのにコングと戦わずにはいられないゴジラさんそうとうIQ下がってるし。
監督は明らかに怪獣物に強い興味はないみたいで、そういう意味ではやや怪獣物とは言い難いです。

とはいえ!
終始見せる方向性は決まっていたし、見せるべき物もちゃんと魅力的だったのでいいでしょう。
アクションに関しては文句なしです。音響とともに映画館でこそ観るべきですね。

あとやっぱり、コングを実質の主人公としていることで一本筋が通っているんですよね。

周囲に恐れられ自由を奪われ、さらに無敵の怪獣王からも因縁をつけられボロボロになったコングが、力を振り絞って一矢報いることで王に認められ、最後は平穏と故郷を得る
なんて、これで美人の彼女でもできてたら完璧な青春成長ストーリーなんですよ。
おかげでとても後味が爽やかなんです。

コングというキャラクターのおかげなんでしょうね。
こういう角度のまとめかたもあるんだなぁと、ちょっと感心しました。

今作の興行成績のおかげで(完結のはずが)シリーズ続行決定!らしいですが…、はてさて。

って
「シンウルトラマン」はいつだーーーー!!!

あ、

出遅れたにも関わらずワクチン2回分の予約ができましたよ。なんとたまったまいつもの受診のタイミングでキャンセルが出まして。
“かかりつけ医”なんて自分には初めてで正直げんなりしていたんですが…、タイミング的には幸運だったと言わざるを得ませんねー。

投稿者:

松枝 尚嗣

浮沈を繰り返しながらも、いまだ活動を続ける無名有実の漫画描き。 “器用貧乏”等と評される事もあるが、実際そこまで器用でもないので始末が悪い。 ピンチはひたすら息を潜めてやり過ごすスタイル。 いずれ訪れるであろう年貢の納め時を、どこまで先延ばしできるかが目下のテーマ。